なんとなく、考えたつもりから脱却するには

なんとなく、考えたつもりから脱却するには

漠然と、ただ何となく結構な時間考えこんでしまうということがあったりしないでしょうか。時間にすると、5分とか10分、長い時で30分~1時間という時もあるかもしれない。

楽しいことやワクワクすることだったら、どんどんあっちこっちにあれもこれもと飛んでいって、逆にネガティブなことは、堂々巡りで悪いことを考えだすときりがない。

考えるのを辞めようと思ってもなんか頭から離れず、別のことをしようとする自分の行動を阻害してしまうなんて日常茶飯事。

そんななんとなくハマってしまう思考のループから抜け出す方法について書いていきます。

漠然と考えること自体をやめる

生活や仕事のふとしたタイミングで、物思いにふけるということって誰しもが経験していることだと思います。

これのやっかいなところは、すごく真面目に考えているようで「考えが何も進んでいない」ということ。

それはなぜかというと、きちんと脳が思考することにリソースを避けてないから。この時、脳は「思い出す」ことと「考える」という二つの処理を一緒に行っていると言われています。

人は考えているようで、思い出している。漠然とモヤモヤと考えているときってどういう時って、ほとんどがこれに当てはまると言えます。

では、考えることに脳が集中できるようにするにはどうしたらよいか、それは作業を切り離してやればいい。

具体的には、思い思い頭に浮かんでくる言葉をまず紙にバーッと書きだしていく。

つまり、過去の体験や経験といった何かを思い出す「記憶を漁る行為」と新しく何かを生み出そうと「考えを巡らせる行為」は別々に行わせる。そのためには、書き出すことで考える準備を整えることができる。

人に話すと悩みが解決した、スッキリしたという経験は誰しもが経験すると思うが、頭に浮かんでくる言葉を外に吐き出した結果、考える余地が生まれたという一つの結果と言えるのではないでしょうか。

とにかく書き出して頭を空っぽにさせて、考える余裕を与える。

「なんで?」「それで?」「本当に?」で考えに幅と奥行きを持たせる

例えば、どんなものでも構わないが、「パーソナルトレーナー向けのサービスを開発したい」、「結婚式で喜ばれるスピーチ現行の代筆サービスを作りたい」のようなことから、「これからどんな人生を歩んでいきたいか」のような自分自身についてなど、内発的に湧き出してきた思いや物事について考える時、より深く考えを巡らせるために、「なんで?」「それで?」「本当に?」と思考を繰り返していくという方法をおススメしたい。

その考えていることを大きな一本の木という風に考えてみるとわかりやすいかもしれない。

「なんで?」

なんでそう考えるの?根っこをより地面深く掘り下げるイメージ。自問自答で思考を辿っていくことでより価値観や本質に近づいていく。

「それで?」

それで誰が(何が)どうなる?それで結局何が言いたいの?幹から枝葉をたくさん伸ばしていくイメージ。今考えていることの意味や効果をさらに考えることで思考を前に進める。

「本当に?」

本当にそうなの?本当にこれでいいの?少し広い視野で木全体を見渡してみるイメージ。答えが行き詰った時、自分に疑問を投げかけることで、冷静になり、考えを戻すきっかけにする。

言葉に重みが生まれる理由は思いの強さにあり、考えた時間の長さにその重さが比例する。

さいごに

もし、これを読んでいる人に、ただ漠然と考えていたり、ただなんとなく不安がある、何かに悩んだりしているような人がいたら、思ったことをまずは書き出すという行動から始めてみることをおススメしたい。それも手書きで。

手書きをすることで脳に良い影響をあたえるという記事(手書きが脳に及ぼす多大なメリット)もあるので、そちらもぜひ参考にしてもらいたい。

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