簡単に痩せられる夢のような話なんてない ~ダイエット企画①~

簡単に痩せられる夢のような話なんてない ~ダイエット企画①~

社会へ出てからの10年弱、一切運動をしてこなかった人間が、11月初めからパーソナルトレーナーを付けてダイエットに励んでいます。

社会人になってから体を動かす機会がめっきりなくなり、お酒を嗜んだ帰りには(必ずといっていいほど)ラーメンor牛丼を食べて帰宅後すぐ床に就く。これらの一貫した生活スタイルを継続した成果により、身長169cmに対して、体重が77kg(体脂肪率28.3%)という体のほぼ3割が脂肪オジサンであることに危機感を感じた。というのが、事の発端。

週2回のパーソナルトレーニングと食生活の改善を1ヵ月継続した結果ですが、体重は74kg(-3kg)になり、一か月半経過した今現在でマイナス5kg減量という順調なペースで続いています。

ダイエットは一日にしてならず。毎日の積み重ねが大事であることに今更ながら気付いて、カラダづくりの難しさ、楽しさを体験していますが、人は往々にして「今の自分に必要な情報しか受け付けない」ものです。

トレーニングを始めて、大事だと感じた自身の気付きが、既に多くの本やネット、動画で語りに語り尽くされていて、手垢がビッシリだったことには驚きでした。それは、意思決定や選択を伴う行動には、様々なバイアスが人間の思考を支配していて、怠惰な自分がいつも怠惰な習慣作りを後押ししているということでもあります。

これまで体のことを考えてこなかった人がトレーニングの習慣化の足掛かりを掴みかけていて、これからも続けていけそうだと考えている理由について、書いていきます。

理由と目標設定が大事

筋肉を鍛えるのは、生きることに必要でしょうか…?答えは「いいえ」です。

大前提ですが、「人は意味のないことは進んでやりたいと思わないし、不要なことはやらない生き物」だということです。筋トレやダイエット、生活習慣の改善だけでなく、仕事でも何でもそうですが、何か継続して行動を起こし続けるためには、理由と目的を明確にすること。これは、手段を継続させるための鉄則です。

とりあえずやってみてから考えるというタイプの方は、後付けでもいいから、必ず理由をしっかり言語化すること。そして、具体的な数値目標を掲げることをやってみるといいでしょう。

実は、社会人3年目のころ、少しでも生活習慣の改善をと最寄り駅のフィットネスクラブに入会したことがあります。その時は、結局2か月間で2回しか行かずに辞めてしまいました。

行かなくなってしまったワケがまさにこれで、生活習慣の改善というフワッとした理由で、体重や体脂肪率、筋肉量、どのような体をめざすのか。数値的な目標もなく、行く目的がありませんでした。

では、今現在はどうかというと、トレーニングを習慣化させることを最終目的として、週3回ジムでトレーニング。来年7月までに65kgを目指しています。

簡単に痩せられる夢のような話なんてない

筋肉痛で悶絶していた始めたばかりの頃に比べるとだいぶ体も慣れてきて、食事もちゃんと気を遣って一か月以上が経過しましたが、素人感覚的には「これだけ頑張って、これっぽっちしか体重落ちないのか…」と正直思っていました。

ただ、それは毎日の食事による摂取カロリーを1,500~1,600kcalに抑えて、炭水化物、タンパク質、脂質の量をちゃんと計算して生活しているからで、トレーナーさんが言うには「すごく順調です」とのこと。

過度な食事制限や糖質制限で一時的に体重を落とすことはできるかもしれませんが、そもそも簡単に痩せられる夢のような話なんてなくて、健康的なカラダを維持しながら痩せるにはどうやらとても時間がかかるものらしい。

1ヵ月真剣に自分の体と向き合って得た気付きとしては、以下の3つ。

  • PFCバランスを考えた食生活が健康なカラダを作る
  • 摂取カロリーが基礎代謝+1日の消費カロリーより低ければ、グラム単位で脂肪が落ちていく
  • 体は食べたものによってしか作られない

「いやいや、誰だってわかる当たり前のことじゃないか」と思われるかもしれませんが、自分自身の体験を通じて、そういうことだったんだ、と『腑に落ちた』感覚があったのです。

続けなきゃいけない理由をつくる

どれだけ明確な目標があったとしても、時間やお金、気分など、様々な外的要因でやらない言い訳をしてしまうものです。理由や目的が大前提なのは変わりませんが、更に継続させやすくするためのアクションとして、実際に行っている2つをご紹介します。

パーソナルトレーニングの予定を定期的に入れる

自分ではない人の力を借りることで、行かなくてはいけないという強制力を作り出します。また、自分一人でジムに行くのであっても事前にスケジュール帳やカレンダーに予定を入れて、あらかじめ未来の自分の時間を抑えておくというのも手です。

尊敬している人に決意表明をする

人は自分の評価が下がることを嫌がるものです。できれば、友達や家族など身近な人ではなく、尊敬する上司や先輩、お客さんといった、「評価されたい人」「好かれたい人」「信頼されたい人」に決意表明をするといいでしょう。さりげなく進捗を報告したりすれば、応援してくれるでしょうし、達成した暁には一緒に喜んでくれるはず。

何より、自分が関係を大事にしたいと思っている人への「誓約」は絶大な力を及ぼします。

さいごに

まだまだ1ヵ月と少しですが、生活習慣がガラリと変わって、体も意識もトレーニングによる変化を楽しめています。次回は、トレーニングと食生活の改善によって、体にまつわる数字にどのような変化が起こったかを紹介したいと思います。

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