体が資本という考えはパフォーマンスを最大化する

体が資本という考えはパフォーマンスを最大化する

1年ほど前あたりから、2~300m歩き始めると必ず右足足裏に鈍い痛みが出るようになりました。

営業マン時代から革靴を履いて外回りで足が痛くなることや、通勤時など立ちっぱなしで足に痛みが出ることは日常的にあって、なんか靴が合わないのかな、足が疲れているのかなと思っていました。

歩き出しに痛みがあってもそのまましばらくすると痛みが引いてくるので、これまで見て見ぬふりをしていましたが、「ウォーキングシューズ、スニーカー、革靴、どんな靴を履いていても等しく痛みが出る」ので、多少不安に思って調べたところ、どうやら”足底腱膜炎”という症状に非常に酷似しており、このまま放っておくのはどうやら良くないらしい。

足底腱膜炎とは

足の裏には繊維状の丈夫な組織「腱(けん)」が膜のように広がっています。これを足底腱膜と呼びます。足底腱膜は、走る・歩くという動作に深く関わっています。ふくらはぎの筋肉が収縮すると、アキレス腱を引き上げます。この力はかかとの骨で向きが変わり、足底腱膜に伝えられます。すると、足を踏み返すことが可能になるのです。しかし、ふくらはぎの筋肉やアキレス腱の柔軟性がなくなると、足を踏み返すときに、足底腱膜にかかる負担が大きくなってしまうのです。

この負担が過剰になってしまうと足底腱膜が損傷してしまい、足底腱膜炎になってしまいます。足底腱膜炎は青年~壮年期では運動をよくする人に多く見られます。高齢者では老化に伴い、足底腱膜の繊維が弱くなるため、激しい運動をしていなくても足底腱膜炎になるケースが増えています。早めに気づくためには、足底腱膜の痛みチェックとアキレス腱・ふくらはぎの硬さのチェックをすることが重要です。

NHK健康chより抜粋(引用元:https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_858.html

直接的な原因は、足底の腱膜に負荷がかかることで痛みが出る。という話だそうで、間接的な原因は数多くあり、「運動のし過ぎ、肥満、偏平足、足首関節の柔軟性、筋力低下、靴の不適合」などなど。

こと私の症状に関しては、突発的なものではなく、複合的な理由による慢性的な症状進行であると考えています。簡単にチェックをする方法があるので、ぜひ試していただきたい。

①片足をひざの上にのせ、足の親指を反らせる。
②足の裏・とくにかかとの骨の前を指で押す(→痛みが現れる場合は足底腱膜炎の可能性がある)。

体が資本という考えはパフォーマンスを最大化するため

上記のチェックをやってみたところ、ハチャメチャに痛みがありまして、押すたびに足がつりそうになる。

整体やマッサージに最低でも月一回は通っていますが、ふくらはぎをマッサージされるたびに足がつりそうになること、施術者の方から毎度「ふくらはぎが固いですね…」と言われていたことを思い出しました。

今ちゃんと考えると何年も前からその兆候はあったように思いますが、「いつものやつ」として状態化していて、特に致命的な痛みが継続するわけでもないので、これまで何ら対処はしていませんでした。

では、いまさらなぜ「足裏の痛みをどうにかしようと考えたか」ですが、昨年から始めたトレーニングジム通いと生活習慣の改善を通して、「体は資本である」という考えを身をもって体験したことがきっかけです。

ガソリンスタンドでアルバイトをしていた高校時代に先輩から聞いて、「なるほどな」と思った話があります。それは、「車で一番重要なのはタイヤである」ということ。なぜなら、車が地面と設置する唯一の”タッチポイント”だから。

エンジンの出力や機械性能、ドライバーテクニックももちろん重要であるという前置きが入りますが、支点となるタイヤが正しく力を伝えることで、本来車が持つ性能以上のパフォーマンスを発揮することができます。これを人に置き換えると”足(靴)はタイヤ”ということになります。

競技者でも何でもありませんが、例えば、仕事をしに外出するとき、ジムにトレーニングに行くとき、気分転換に散歩に行くとき、遊びに出かけるとき、歩き始めで足が痛む不快な感情は、心身に大きくマイナスの影響を与えているだろうと考えるようになったのです。

具体的な対処方法について

足底腱膜炎の対処方法は様々あり、痛みや病状の進行具合によって整形外科や専門に足底腱膜炎を治療する病院の情報も多くネットでありますが、現在、私が採用している対処方法は以下の3点です。

①湯船にしっかり浸かって、太もも、ふくらはぎ、足首(アキレス腱)、足裏をマッサージする(いつもシャワーで済ませていた)。
②お風呂上がりに下半身のストレッチ(ストレッチマットを購入)。
③タテアーチサポーター(中敷き)を装着する。

一週間ほどですが、マッサージとストレッチでふくらはぎの緊張が解れてきていて、柔軟性も出てきているようになった気がします。

また、中敷きは多少違和感はあるものの歩き始めの痛みがかなり軽減されました。しばらくは様子を見ながら、これで改善が見られないようなら、病院で一度診察してもらおうと考えています。

さいごに

今回、足底腱膜炎にスポットを当てていますが、結局何が言いたいかというと、体はもちろんのこと、心や感情の部分で、今は別に”大きな問題じゃないから”と”後回し”にしたり、目を瞑ったりしてることってないでしょうか。

見過ごしてはいないでしょうか。ということ。

自分の体や心に意識を傾けて、問題や課題に対しては、適切に手を打っていくというのが必要だとより強く感じるようになりました。

毎日の生活で忙しいとは思いますが、一年に一度、半年に一度でも、一か月に一度でも、自分の心身を真剣に考える日があってもいいのではないでしょうか。

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