生活の質を向上させる簡単3アクション

生活の質を向上させる簡単3アクション

世界を舞台に活躍するCEOは、ほとんど例外無くと言っていい比率で朝が早い。というような話を以前、「1日の時間を拡張する“朝の習慣”のススメ」で紹介していました。

これは、自身のパフォーマンスを最大化するために「時間を有効活用すること」「無駄な時間を徹底的に排除している」ということ。

彼らのような成功者になりたいからと言って、いきなり彼らに習慣に合わせて生活するのは現実的じゃないですし、やってみたところできっと続かないことでしょう。それほどまでに、生活習慣を変えるのは難しいことだと言えます。

また、これは推察ですが、彼らもいきなり今の生活をしていたわけではなく、我々と等しく同じような「一時の感情に流されてしまう怠惰でだらしない一面」を持ちつつも、目標やミッションを達成するために現在の習慣が一番合理的な手段であるという気付きがあって、無理なく自然と続いた結果なのではないかと考えます。

いきなり彼らのようになることはできませんが、少しづつ近付くために「生活の質を向上させる簡単なアクション」を3つご紹介したいと思います。共感できるところがあれば、ぜひ取り入れてみてもらえればと思います。

目的のないテレビは視聴しない

皆さんは、朝起きてから。または、仕事から家に帰ってきてから、まず何をしますか?

ちなみに私はまずテレビを付けていました。

多くの方が朝起きてから、水を飲む、トイレに行く、顔を洗う、歯を磨く、などの後に、また、家に帰ってきてから、「とりあえずテレビをつける」という動作が習慣化していることと思います。

私は特にお笑い系の番組が昔から大好きで、朝はニュースやワイドショーに始まり、夜はゴールデンタイムのバラエティ番組を今までよく見ていました。が、つい先月からテレビを一切見るのを辞めました(※テレビ線を抜いて映らないようにしました)。

それは、テレビで流れている情報の8割は自分の生活に関係ない情報だと気付いたからで、朝のニュースでは、映画の宣伝や芸能ニュース、音楽などのエンタメに関わるニュース。確かにちょっとした雑談ネタに使える話題もあったりしますが、そのほとんどは自分に関係のないものばかりです。

誰々と誰々が付き合っている。不倫した。というものから、昨年から今年初めまでのトレンドとして、煽り運転の話題や子供の虐待などが多くワイドショーで取り上げられていました。最近ではコロナウィルスで持ち切りだったりするのではないでしょうか。その不幸で暗いニュースというのは、無意識に自分の気持ちを落ち込ませます。

確かに情報として、知っておいた方が良いこともあると思います。が、しかし、必ずしもテレビを通して知る必要はないものばかりです。

テレビの番組は大前提として、スポンサーの為に視聴率を取るという目的を達成する必要があるので、多少不安を煽ったり、様々な切り口で一方向から見た表現をしたりと、敢えて引きのある話題を作り出します。

知りたい情報があれば、自分で情報を取りに行けばいいだけのことです。

例えばコロナウイルスに関しては、NESPICKSでコロナウイルス騒動の昨年からの経緯がインフォグラフィックスで分かりやすく、かつ客観的にまとめられています。

https://newspicks.com/news/4681900

受動的にダラダラとテレビの情報を受け取るのは「大切な自分の貴重な時間を浪費している」と言えないでしょうか。 ※重要なのは、目的のないテレビ視聴をさけることにあります。

ワールドビジネスサテライトやガイアの夜明けはとても勉強になりますし、面白いですよね。月額500円で過去のアーカイブまで見れるテレビ東京ビジネスオンデマンドがあります。

https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/info/lp/index.html?trflg=1

日没後は明るい光を極力避ける

以前、生活習慣改善の記事で朝型へ変わったということを書きましたが、食事に加えて、「日没後に浴びる光量の調整に気を付けたこと」が睡眠の質を向上させました。

照明器具の光は太陽光に比べて弱いですが、昼光色や昼白色などの白く明るい光を遅い時間まで浴び続けてしまうと体内時計が少しずつ夜型にずれていきます。

また、寝る前のパソコンやスマートフォンなども同様です。こちらも光自体は弱いとはいえ、目から画面までの距離が近いので、日中の活動に合った覚醒した状態に切り替わってしまいます。夜に光を浴びることは睡眠を抑制してしまうのです。

そこで、夜に部屋は天井の明かりを落とし、スタンドの間接照明で過ごすようにしました。暖色系の電球色の照明を使うと副交感神経が優位になって、寝付きや睡眠の質が向上するからで、IKEAのスタンドランプは2,000円もしませんので、おススメです。リンク貼っておきます。

IKEAフロアランプ

https://www.amazon.co.jp/dp/B005PUTLXW/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_n-FBEbDMWVKXR

また、なるべく触らない方がいいのですが、どうしてもスマートフォンをいじってしまうことがあると思います。そういう方は「ダークモード」と「Night Shift」をぜひ設定してみてください。

「ダークモード」常時ベースカラーが反転して黒になり、目に優しくなります。※バッテリーの持ちも多少良くなるみたいです。

「Night Shift」ブルーライト(青色光)を軽減して、ディスプレイの光を暖色系に変える機能です。画面が黄色っぽくなります。※時間帯の設定が可能で私は18時~7時で切り替わるようにしています。

上記は、iphoneでの機能名ですが、androidでもアプリを入れることで再現ができます。

起きたらカーテンを開けて太陽光を浴びる

防犯や冷暖房の省エネの観点などあるかと思いますが、私は片側の厚手のカーテンは開けて(レースカーテンで)寝るようにしています。これにより、翌朝レースカーテン越しに入ってくる太陽の光で自然に起きることができるようになります。

睡眠時であっても日光が目に入ることにより、脳内ではセロトニンという覚醒をうながすホルモンが分泌されて活動モードに切り替わっていくからです。

最近のカーテンは安くて遮光性が高いものが多く、閉め切ったままだと体がいつ朝になったか分からず反応しません。そんな状態に大音量のアラームで強制的に起こされたら、体は睡眠モードですから当然起きるまでにウダウダしてしまいますよね。※カーテン開けて寝るのはちょっと心配…という方は光で起こしてくれる目覚まし時計などもあります。

自然に目覚めれば、体は活動モードに切り替わっているのですが、ここで更にダメ押しで「30秒~1分ほど空を見上げる」ことで完全に覚醒することができます。これは、学生時代の遅刻常習犯だった自分に教えてあげたい習慣の第一位です。

さいごに

いずれも簡単にできることではありますが、心から思わないことには習慣は変わっていきませんし、何よりそこに明確な目的があることが大事です。

なぜ、上記をしはじめたか、というと自分のリソースを「投資、浪費、消費」という3つに仕分けをしたことが始まりです。これらの言葉には、色々な捉え方があると思いますが、ざっくり以下のように私は考えています。

未来のための消費…投資
意義、目的がある消費…消費
不要不急の消費…浪費

リソースは、自分のお金だけでなく、時間も同じです。誰しもに等しく与えられた時間という限られた枠をどう最大化するか。

最適なアクションは人によって、きっと違いがあると思います。まずは、自分の仕分けから始めてみるのもいいかもしれません。

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